こんにちはりっしょ(@risshoblog)です。
プロユースでも普段使いでも使えるハイスペックな4Kモニター、そんなモニターのご紹介です。
今回ベンキュージャパン様より、Macユーザーに最適な4Kハイスペックデザイナーモニター「BenQ PD2705U」をご提供頂きました。
こちらは65W給電対応のUSB Type-C搭載でかつ非常に高い色再現性を実現したデザイナーモニターになります。
今回はそんなPD2705Uを1ヶ月半ほど試用させて頂きましたので、詳細レビューをしていきたいと思います。
まず先に申し上げておくと、色がそのまま映し出される画面の綺麗さとそのスペックの高さには感動するものがありました◎
「BenQ PD2705U」のスペック概要と外観
「BenQ PD2705U」はBenQの4K UHDの高解像度かつ、均一輝度と正確な色精度を実現したデザイナーモニターになります。
詳しいスペックを表にまとめましたのでご覧下さい。
製品名 | PD2705U |
サイズ | 27インチ |
重量 | 9.3kg |
パネル | IPSパネル・ノングレア |
解像度 | 4K UHD 3840×2160 |
映像入力端子 | ・HDMI 1.4 ・DisplayPort 2.0 ・USB Type-C(65W給電) |
USBポート他 | ・USB Type-C×1 ・USB 3.1(down)×3 ・USB 3.0(up)×2 ・イヤホン入力端子 |
スピーカー | 2.5W×2 |
VESA規格 | 100×100mm |
特徴 | ・HDR10に対応 ・AQCOLORによる色精度保証 ・sRGB/Rec.709 99%の広い色域 ・輝度ムラ補正技術による均一輝度 |
機能 | ・CAD/CAMモード ・DualView機能 ・KVMスイッチ機能 ・PIP/PBP機能 ・ブルーライト軽減/フリッカーフリー |
付属品 | OSDコントローラー 他 |
付属品についてはこちらになります。各種コード類が初めから付属しているのは嬉しいですね。
そしてOSDコントローラーが付属しているのも一つの特徴です。とても便利なコントローラーの詳細は後ほど◎
組み立てについては台座とスタンドをねじ止めして、モニターに差し込むのみなので簡単です。
外観をチェック
「BenQ PD2705U」の外観を見ていきましょう。
モニターはベゼルレスのノングレア・IPSパネルです。表示領域が大きい上に視野角も大きいのは良い点ですね。
またPD2705Uスタンドは高さ調整・角度調整・回転に対応しています。こちらも作業する上で適切な姿勢をとるために重要です。
そして入出力端子や接続ポートの多さも驚きです。
例えばMacBookをUSB Type-Cで接続した場合にUSBハブとしてモニターを使用することが出来ます。マウスや外付けHDDなど、PC側に少ないUSBを補填できるのも非常に使いやすさを感じました◎
スタンドについては背面にフック状の輪っかがついており、ケーブルを通して散らかりがちな配線をまとめることが出来ます。
モニター自体に厚みがあるのでバータイプのライトを扱う方は対応しているか確認することをお勧めします。(一番厚い箇所で実測5.7mm)
以前ご紹介した「BenQ ScreenBar Plus」は取り付ける事ができませんでした…ここは残念!
「BenQ PD2705U」の使用レビュー
この先はデザイナーモニターといわれる所以の、その特徴と機能性について実際の使用レビューとともに説明していきます◎
プロユース向けの正確な色表現
BenQはプロ向けのカラー標準に対応した、正確な色再現を可能にするAQCOLORシリーズを展開しています。
PD2705UもこのAQCOLORシリーズかつsRGB/Rec.709の色空間を99%カバーしているため、クリエイティブワークに優れた非常に高いスペックとなっています。
またPD2705UはBenQ社内における個別の色校正のみならず、外部認証のCalMAN認証とPAMTONEカラー認証を取得しています。色精度については完璧な再現性が保証されてます。
またBenQの輝度ムラ補正技術によりモニター隅々までの輝度が均一に表示されます。
このスペックは写真・動画編集やイラストやWEBデザインなどを取り扱う方にとって、実際に表現したい色がモニターによってのズレが生じません。
デザイナーモニターとして、そして動画編集モニターとして、クリエイティブな作業をやられる方には基準として扱うことのできるモニターであることは間違いありません。
MacBookユーザーにも扱いやすいモニター
PD2705UはUSB-TypeC接続(65W給電)に対応しており、MacBookとはケーブル一本で映像出力と給電を行う事ができます。
さらに画面のカラーモードとして「M-Book」「sRGB」「ブルーライト軽減」の三種がプリセットされています。例えば「M-Book」のプリセットを選択してみるとこんな感じです。
如何でしょうか、素人目で見てもMacBookの画面がそのまま映し出されている様な色再現性高さを感じます。
また4K UHDによる高解像度と表示領域の広さや、幅広い明暗の表現力を実現するHDR10(ハイダイナミックレンジ)にも対応しており、クリエイティブな作業にはもちろんですが画面の美しさについても素晴らしいと感じました。
さらに先述した通りでモニター自体にUSBハブ機能があるため、USB3.0の拡張ができるのは嬉しいところ◎
こういった点からもMacBookユーザー向けのモニターとしてもおすすめ出来ます。
ブルーライト軽減とフリッカーフリー
BenQのアイケア技術は非常に評価が高く、長時間のPC作業においての疲労軽減につながります。
「ブルーライト軽減」モードは4種のプリセット(色味の変化が小さい順からマルチメディア、ウェブサーフィン、オフィス、閲覧)から選択できます。
ブルーライト軽減の場合はモニターの色味が変わるためデザイン用途としては向かないですが、通常のPC作業において非常に疲れにくく良好でした。
また高いフリッカーフリー技術により画面のちらつきがないので、通常のカラーモードにおいても目の疲れにくさが実感できました。
付属のOSDコントローラーが便利
OSDコントローラー(ホットキーパックG2)の使い勝手が素晴らしく、モニターの操作を手元で行う事ができます。
コントローラーキー3つと中央のローテンションキー1つに作業中に頻繁に使う機能を割り当てる事ができます。
例えば先述した画質調整モードを割り当てることもできますし、USB Type-C・HDMIなどの入力の切り替えを割り当てることも可能です。
中央のダイヤルについても、輝度やコントラスト、音量調整などに割り当てて行うことができます。クリック感もありその点も良好です。
中央のダイヤルを押し込むことでモニターのメニューが開きますし、ここからモニターの一連の操作であったり、コントローラーのカスタマイズができます。
私自身複数のデバイスをモニターに接続するので、切り替え時にいちいちモニターに手を伸ばす必要がなく使い勝手として素晴らしいです◎
ケーブルが少し長いので、デスク上を綺麗に整えたい方はケーブルマネジメントを考える必要がありますね。個人的にはちょっぴり残念ポイントでした。
DualView(デュアルビュー)モード
おもしろい機能として「DualView(デュアルビュー)」を使うと、1台のモニターで2つの異なる画面モードで表示することが可能です。画面モードで中央で分割されます。
デザイン用途で言えば片側はコントラストをはっきりさせて表示させ、細部を比較しながら編集するといったこともできます。
デザイン用途以外では通常のカラーモードとブルーライトカットを同時利用なんてことも可能です。
片側のみブルーライトカット軽減しながらweb閲覧といったような用途で使えますよね。
これも4K UHDの高い解像度と表示領域が広いデザインモニターだからこそできる機能だと思います◎
その他できること(PIP/PBP、KVMスイッチ)
windowsとmacといった様に2台のパソコンを使う人は、「PIP/PBP機能」を使って別々の入力をを1台のモニターで表示する事ができます。
またモニターに接続したキーボードやマウスを、2台のPC間で差し替えなく使用することが出来る「KVMスイッチ(パソコン切り替え)機能」も搭載しています。差し替えの面倒軽減やスペース確保に繋がり便利です。
正直私自身あまり使わないためその他としてのご紹介で留めておきますが、頻繁に2台のPCを切り替えて使う方にはおすすめできる機能かと思います◎
「BenQ PD2705U」のレビューまとめ
ここまでご紹介してきたBenQ PD2705Uのレビューをまとめていきます。
プロユースのモニターを使うのは初めてでしたが、色の再現性やコントラストの表現などここまで凄いのかと驚きました。
カラーモードも用意されている様に、ケーブル一本で給電・接続できるMacBookとの親和性も非常に高く、プロユースでなくてもMacBookユーザーにおすすめできるモニターです。
クリエイティブな作業をするならはもちろんですし、ハイスペックかつ4K UHDの解像度も美しい品質の高いモニターを検討されているなら是非チェックして欲しいモニターでした。
今回は以上になります、りっしょ(@risshoblog)でした!