イヤーピースの選び方③【コンプライ編】”お手軽に”高音質!低音が出る!種類も解説!

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こんにちはりっしょ(@risshoblog)です。

今回の記事はイヤーピースの選び方シリーズの第三弾です。「フォーム型」のイヤーピースの音質特性について触れていきたいと思います。

一言で”フォーム型”の中でも地位を確立しているコンプライ(comply)のレビューになります。

シリコン型のイヤーピースよりも音質の変化を感じることができると思いますし、コンプライに交換するだけで音質が良くなるといわれている程です。

イヤーピースの種類については以前の記事で説明しておりますので、是非先にご覧いただけるとより楽しんでいただけると思います◎

目次

フォーム型の特徴

フォーム型のイヤーピース

フォーム型は低反発のような素材感で非常に柔らかいのが特徴です。

一般的なシリコン型のイヤーピースと装着方法も違います。シリコン型はそのまま耳に直接挿入しますよね。

このフォーム型は、指でつまむように潰した状態で耳に挿入します。そして耳の形状に合わせて膨らむといった構造です。

コンプライ 装着方法

この構造によってイヤーピースと耳との隙間が埋まることにより、外部からの音に対して高遮音性が生まれます。

そしてイヤホンの振動が減衰なく伝わるので、低音域の聞こえがダイナミックに非常に良くなります。

この音質の変化については驚かれると思います。

フォーム型イヤーピース「コンプライ(comply)」の特徴

フォーム型と言ったらコンプライ、というくらい有名なイヤーピースになります。

ここがすごいぞコンプライ!

有名なだけあって、とにかくその品質の高さが素晴らしいです。公式でのアナウンスは以下の通り。

コンプライの品質
  • 純正シリコン製チップの約30倍柔らかいフォームを採用しているとのことで、長時間の使用でも耳の痛みだったりが軽減されます。
  • シリコンの約26倍柔らかい独自開発の低反発ポリウレタン、体温で柔らかくなり耳にフィットするとのこと。

この二点は確かに使用していて感じることができます。この柔らかさは非常に快適で長時間の使用でも痛みを感じません。

またこのコンプライの特徴と先に説明したフォーム型の構造により、低音域が驚くほど気持ち良くダイナミックに響くようになります。

「コンプライに変えただけで音が良くなる!」と良く言われるのはこれが所以ですね。

コンプライはフィット感がすごいのでイヤーピースで振動を逃がさないということが本当に大事というわけですね!

コンプライの種類を知ろう

コンプライは種類も豊富です。

わかりやすいように以下の画像ををご覧ください。

コンプライ 説明

軸タイプとはイヤホンの軸部に差し込むための開口サイズと考えてください。

そして軸タイプは非常に重要で、必ず購入前にご自身のイヤホンに対応しているか確認するようにしてください。(公式HPやAmazonリンクで確認することができます。)

シリーズも豊富で、日本人の耳に合わせた形状や耳垢ガード付きのシリーズもあります。

シリーズについては以下の表をご覧ください◎

スクロールできます
シリーズ説明商品画像
T
スタンダード
・定番のロングセラー
※軸タイプ種類あり
Ts
アジアンフィット
・球体形状で先端口が広く快適
・日本人に合わせた設計
※軸タイプ種類あり
P
高遮音
・長い形状で高遮音性重視
・プロユース
※軸タイプ100のみ
Tw
ワイヤレス
・完全ワイヤレス対応!傘が短い
・汗、耳垢ガード標準装備
※軸タイプ【200、400、500、600】
4.8mm~6.3mmのノズル径に適合
(特許技術)
TG
トゥルーグリップ
・完全ワイヤレス対応
・Twより耐久と遮音性UP
・汗、耳垢ガードはありません
※軸タイプ200のみ
Sx
スポーツプロ
・汗をかいても優れたフィット性
・汗ガード付き
※軸タイプ【200、400、500、600】
4.8mm~6.3mmのノズル径に適合
(特許技術)
シリーズ詳細

TW、TGに関してはお持ちの完全ワイヤレスイヤホンの充電ケースとの相性も確認したほうが良いかと思います。

価格に関してはモデルによって異なりますが、耳垢ガード付きの方が割高です。とりあえず試してみたいという方には個人的には不要とも思います。

少々値は張りますが、それでも第一線で売れ続けているのは高い機能性と品質があってこそですね。

低音域が物足りないと感じている方におすすめ

お持ちのイヤホンに低音域に物足りなさを感じている方は是非一度コンプライを試してください。

コンプライに変更することで、低音域が改善する可能性は大いにあります。

また高音域が痛い・刺さるという方にもバランス改善がはかれます。

あと単純に今使っているイヤホンの音質を良くしたい、それだけでも交換してみる価値はあると思います。それぐらいこのコンプライによる良質な変化には驚きがありますよ。

その他にも遮音性が欲しい方や、長時間のイヤホン使用で耳が痛くなる方にもお勧めできるイヤーピースです。

コンプライの注意点

注意点は3点あります。

まず低反発の素材の特性上、劣化が早い点です。

長持ちという面でいえばシリコン型の方が扱いやすさはあります。

2点目はイヤホンの低音の出が良くなるということは、もともと低音域が出ているイヤホンは低音域が出すぎとなる可能性があります。

特に高音域が抑え気味のイヤホンの場合は低音域が出すぎて埋もれてしまう恐れがあります。

イヤーピース一つでこれほどの変化があります。フォーム型は特に顕著に感じるので、ご自身のイヤホンの足りていない音域を理解して試していただきたいと思います◎

3点目として先述しましたが軸タイプ(開口サイズ)は必ず確認するようにしてください。

私はT200という軸タイプを購入しましたが、以前レビューしたJPRiDE Premium 1984JPRiDE premium 2020 には装着不可でした。

JPRiDEは開口サイズがT200で問題ないと認識していたので、これは大誤算でしたね…。

アクティブノイズキャンセリング対応のJPRiDE ANC-510には装着可能でしたので、この先はそちらに装着しての音質変化についてレビューをしていきます。

JPRiDE ANC-510に装着しました!

JPRiDE ANC-510に装着してみました。問題なく交換、フィットしています。

コンプライをANC-510に装着!

このイヤホンは高音域がスッキリと綺麗な印象がありますが、低音重視が好みの方には少し物足りなさがあるかもしれないと以前レビューしました。

そこでイヤーピースをシリコン型からコンプライに変更したことでかなり低音に厚みが出ました。

低音がダイナミックに響くようになります。そして高音域については不要な角が取れてマイルドになった印象です。これにより音のまとまりが良くなりました。

音質の変化があったはずなのに、不思議と非常に全体のバランスが良いんです。

付属シリコンの場合は高音域がシャリっとした元気な音でしたが、コンプライに変えたことで音が上品になったように感じます。音が良くなった、と感じますね。

もちろん好みにもよりますが、私はANC-510のコンプライへ変更は大正解でした。

低音域に物足りなさを感じるイヤホンを使用している場合には、きっと同じように満足する結果を得られると思いますよ◎

【コンプライ編】まとめ

フォーム型イヤーピース、【コンプライ編】まとめます。

良い点
悪い点
  • 抜群のフィット感による聞き疲れの軽減
  • 低音域の改善、上品な音質
  • 遮音性が高い
  • 品質の高さと豊富なバリエーション
  • 比較的価格が高い
  • 劣化が早い
  • サイズ選びに注意が必要

記事を書いていて改めて流石コンプライといったところでした。

安価なイヤホンであっても上質な音に仕上がってきますよ。半信半疑で一度お試しいただくとその変化に驚くと思います。

コンプライは多少値の張るイヤーピースではありますが、自信をもってオススメできます。

最近では安価なフォーム型のイヤーピースも見かけますので、まずはお手軽に試してみるのも一つかもしれませんね笑

今回はここまで!りっしょ (@risshoblog) でした!

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